鳥類?レッドリスト?絶滅危惧種?NO7
今回も、レッドリストに記載されている鳥類をご紹介します
オーストンウミツバメ
学名 Oceanodroma tristrami
分類 ミズナギドリ目ウミツバメ科ウミツバメ属
全長約 24cm
繁殖地としては、ハワイ諸島、伊豆諸島、小笠原諸島、北硫黄島が確認されている
日本では、冬季に繁殖の為に飛来する
亜熱帯の海洋に生息する
風の強い高所から、風の弱い低所に急降下し、急降下の勢いと
風力の差を利用して、再び高所に上がる(ダイナミック・ソアリング)
ことを繰り返し、長時間羽ばたかずに飛翔する事が多い
魚類、甲殻類、軟体動物を主食とする
アカオネッタイチョウ
学名 Phaethon rubicauda
分類 ペリカン目ネッタイチョウ科ネッタイチョウ属
全長約 90cm
南インド洋、太平洋に生息する
日本では、北硫黄島、西之島、南鳥島、南硫黄島で繁殖例がある
熱帯や、亜熱帯の海洋に生息する
単独、もしくは小規模の群れを形成する
魚類、軟体動物を主食とし、主に停空飛翔しながら獲物を探し
見つけると急降下して捕らえる
岩の隙間や、木の根元に卵を1個生み雄雌交代で抱卵する
アオツラカツオドリ
学名 Sula dactylatra
分類 カツオドリ目カツオドリ科カツオドリ属
全長約 80cm
インド洋、大西洋、太平洋の熱帯から亜熱帯の海域に生息する
日本では、亜種アオツラカツオドリが西之島で繁殖する
太平洋中部と西部、オーストラリア周辺、メキシコ周辺、クリッパートン島で
繁殖する
主食は主に魚類、上空から海面に急降下して獲物を捕食するが
とびうおを捕食する事もある
地表の窪みに、1回に2個の卵を産む
雄雌交代で抱卵し、42~44日で孵化
ヒナは孵化して数日でもう一方のヒナを殺す
140日で巣立ち、2~3年で性成熟する、寿命は20年以上と推定されている
ハシブトゴイ
学名 Nycticorax caledonicus
分類 ペリカン目サギ科ゴイサギ属
全長約 60cm
フィリピン・インドネシア・ニューギニア・オーストラリア及び周辺諸島に生息する
日本では、小笠原諸島に亜種オガサワラハシブトゴイが生息していた
1889年に採集されたのを最後に記録が無く、絶滅したものとされる
森林の沼地や湿地に生息する
主食は、魚類、両生類、昆虫類を捕食する
集団繁殖地を形成し、樹上に木の枝を組み合わせた巣を作り1~2個の卵を産む
オオヨシゴイ
学名 Ixobrychus eurhmus
分類 ペリカン目サギ科ヨシゴイ属
全長約 35cm
インドネシア・シンガポール・タイ・大韓民国・中華人民共和国東部
朝鮮民主主義人民共和国・日本・フィリピン・ベトナム北部・マレーシア
ラオス・ロシア南東部に生息する
夏季に中華人民共和国、ロシア南東部、朝鮮半島で繁殖し
冬季は、東南アジアで越冬する
日本では、夏季に繁殖のため北海道・本州中部以北に飛来する
湖や池沼の周囲にあるヨシ原、湿地、湿性草原などに生息する
危険を感じると、頸部を伸ばして上を見上げて外敵に向かって下面を向ける
主食は、魚類、両生類、昆虫類、甲殻類などを捕食する
主に、地表の茎や葉を束ねた皿上の巣をつくり、日本では5-8月に産卵する
雄雌が交代で抱卵し16日~18日で孵化する
今回は、以上になります
それでは、また次回!!