鳥類?レッドリスト?絶滅危惧種?NO21
今回も、レッドリストに記載されている鳥類についてレビューします
オオセッカ
学名 Megalurus pryeri seebohm
分類 スズメ目センニュウ科センニュウ属
全長約 13cm
中華人民共和国、日本、ロシアに分布する
日本で夏季に、青森県、茨城県、千葉県などで繁殖し関東地方から
瀬戸内海沿岸にかけての太平洋側で越冬し、雪の少ないアシ原に広く
分布していると考えられている
宮城県の河口域、湿地などで冬季の生息が確認されている
海岸や河口、湖沼の周辺にある湿性草原、アシ原などに生息する
食性は動物食で、メイガ類、コオロギ類、ササキリなどの昆虫
クモなどを捕食する
ウチヤマセンニュウ
学名 Locustella pleskei
分類 スズメ目センニュウ科センニュウ属
全長約 17cm
大韓民国、中華人民共和国、日本に分布する
夏季は日本、朝鮮半島周辺で繁殖し、冬季には中華人民共和国南東部
で越冬する
日本では、夏季に繁殖のため和歌山県、九州周辺の島や
伊豆諸島に飛来する
小島の竹林や、丈が低い照葉樹林などに生息する
食性は動物食で、昆虫類、節足動物などを捕食する
イイジマムシクイ
学名 Phylloscopus ijimae
分類 スズメ目ムシクイ科ムシクイ属
全長約 11cm
日本、フィリピンに分布する
冬季になると、フィリピンへ南下し越冬するろ考えられ
1974年に、ルソン島ラマオで6羽の標本が採集されている
日本では、繁殖のため夏季に伊豆大島から青ヶ島までの伊豆諸島
トカラ列島の中之島に飛来する
スダジイ・タブノキからなる、高木層や亜高木層の常緑広葉樹林などに生息する
食性は動物食傾向の強い雑食で、昆虫、クモなどを食べるが
果実、種子を食べることもある
マキノセンニュウ
学名 Locustella lanceolata
分類 スズメ目スズメ科センニュウ属
全長約 12cm
インド北東部、インドネシア、カンボジア、スリランカ、大韓民国
中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国、日本、ネパール、バングラデシュ
フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、モンゴル
ラオス、ロシアに分布する
夏季は、ユーラシア大陸東部や日本で繁殖する
冬季は、東南アジアで越冬する
日本では、夏季に繁殖のために主に北海道に飛来し、それ以外の地域には
渡りの途中で飛来する
平地の草原、湿地などに生息し危険を感じると近くの茂みに隠れる
食性は動物食で、昆虫類、節足動物などを食べる
今回は以上となります
それでは、また次回!!