鳥類?レッドリスト?絶滅危惧種?の17
今回も、レッドリストに記載されている鳥類についてレビューします
エトピリカ
学名 Fratercula cirrhata
分類 チドリ目ウミスズメ科ツノメドリ属
全長約 40cm
北日本から、カルフォルニア州までの北太平洋沿岸域に広く分布し
繁殖地も各地に点在する
カナダ・ブリティシュコロンビア州には2万5千組の番が
繁殖する大きな繁殖地がある
非繁殖期は、沿岸から離れた外洋で過ごす
食性は、動物食で巧みに潜水し、オキアミ、小エビ、イカナゴ
ニシンなどの小魚やイカを捕食する
ケイマフリ
学名 Cepphus carbo
分類 チドリ目ウミスズメ科ウミバト属
全長約 40cm
主に、カムチャッカ半島東岸からオホーツク海、日本海まで分布する
繁殖期には、断崖に集まり、岩の隙間に巣を作り繁殖する
食性は動物食で、潜水し魚類、甲殻類、小型頭足類などを捕食する
カンムリウミスズメ
学名 Synthliboramphus wumizusume
分類 チドリ目ウミスズメ科ウミスズメ属
全長約 25cm
大韓民国、日本に分布する
海洋に生息し、食性は動物食で主に魚類を捕食する
繁殖期には、岩の隙間や草原に空いた穴に巣を作る
非繁殖期には、主に沖合で生活する
マダラウミスズメ
学名 Brachyamphus marmoratus
分類 チドリ目ウミスズメ科マダラウミスズメ属
全長約 25cm
オホーツク海沿岸、カムチャッカ半島、アリューシャン列島
アラスカからカリフォルニア州にかけての地域で繁殖する
冬季には、周辺の海域に残る個体と、南下する個体に分かれる
本種は、例外的に針葉樹林に巣を作る
時には、海岸からかなり離れた針葉樹林に営巣することもある
しかし、ツンドラ地帯の地上で巣が見つかったという報告もあり
繁殖状況などは不明な点が多い
ワシミミズク
学名 Budo budo
分類 フクロウ目フクロウ科ワシミミズク属
全長約 72cm
分布は、極地圏と熱帯を除くユーラシア大陸の大部分である
日本では、迷鳥として北海道、伊豆諸島、奄美大島で数回の記録が
あるだけとされていたが、北海道北部で数つがいが繁殖しているのが
確認された。北方領土の国後島などでも少数が留鳥として生息する
人里離れた、大森林、岩場、荒れ地に留鳥として住み
1年中テリトリーを持っている
食性は動物食で、中・小型の哺乳類を食べるが、鳥類も捕らえる
中には、13kgの鹿を倒した記録があり、キツネ、デン、イタチ
アライグマなどの雑食動物、ガンなどの大型の鳥類、ハヤブサ
ノスリ、なども捕らえる
今回は、以上となります
それでは、また次回!!