鳥?世界の鳥?種類?特徴?NO20
今回も、日本ではなかなか見られない世界の鳥類についてレビューします
ショウジョウトキ
学名 Eudocimus ruber
分類 トキ科
全長約 60cm
南アメリカ大陸のベネズエラから、ブラジルにかけての地域の沿岸部に分布する
美しい羽根が特徴的な鳥で、視界の開けた見通しの良い場所で生活しているので
目立ち、遠くからでも確認できる事が出来ます
羽色は季節や環境で変化することはなく、一年中同じ色をしています
クチバシは細長く下に曲がっており、この長いクチバシを使って獲物を探します
干潟ではカニや貝類などを主に食べ、湿地では小魚や昆虫、カエルなどの
両生類を主に食べるとされています
幼鳥の頃の羽色は成鳥で見られるような赤色ではなく、黒と白色で形成されたもので
背の部分や頭部、首の部分は黒くなっていて、胸から腹部にかけては白色をしています
成鳥もよく見ると、羽色の全てが赤い訳ではなく尾の辺りに見える
翼の先端部は黒くなっています
巣は、木の枝などで作られた皿型の簡単なもので樹冠部に形成されたコロニー内で
見ることが出来ます
シロフクロウ
学名 Budo scandiacus
分類 フクロウ科
全長約 58cm
北アメリカ大陸北部、グリーンランド南部、ユーラシア大陸北部で繁殖し
食べ物が少ない地域においては、南限に移動することがあります
また、北海道のサロベツ野原にも稀に冬鳥として飛来する事があります
名前の通り、頭部の先から足の指まで真っ白なフクロウで
雪の多い地域に住んでいるため、白い体が背景と上手くカムフラージュするようになっています
クチバシは黒っぽい色をしていますが、クチバシの付け根にある鼻孔の部分や
足の指は羽毛に覆われており、頭頂部や翼の部分に黒っぽい斑紋が見られます
また、オスに比べてメスの方が黒い斑紋が多い傾向があるようです
フクロウは一般的に夜行性で、夜に行動することが多いのですが
シロフクロウは昼も夜も採食し、その獲物となるのは殆どが
レミングという種類のネズミです
それ以外の餌となる動物は、カモ、カモメなどの鳥類や野ウサギなどの小型哺乳類です
巣は、ツンドラ地帯の浅い窪みに作られます
セリン
学名 Serinus serinus
分類 アトリ科
全長約 12cm
ヨーロッパ大陸方面のほぼ全域、地中海の島々、アフリカ大陸北部
トルコなどに分布する
黄色と褐色で形成された鮮やかな羽色を持つ鳥で、基本的にあまり目立つことはなく
ひっそりと生活していますが、繁殖期になると「シュー」という鳴き声を
あげながら螺旋状に飛行して、メスを引き付けるためのディスプレイを行います
オスの個体は発色の良い黄色をしていますが、メスはあまり目立たない
ややくすんだ淡い色をしています
餌は、植物の種子などで小さなクチバシをうまく使ってついばみます
繁殖期には、昆虫を食べることがあります
繁殖期以外は群れで生活し、木の多い場所に留まっていますが
主に、針葉樹の多い林に住む傾向があるようです
巣は、木に根や、苔、蜘蛛の巣などを材料にしてカップ型に形成し
内張りには、綿毛や動物の毛を利用します
今回は、以上となります
それでは、また次回!!