鳥?世界の鳥?種類?特徴?NO10
今回も、日本ではなかなか見られない世界の鳥類についてレビューします
エミュー
学名 Dromaius novaehollandiae
分類 エミュー科
全長約 170cm
オーストラリア大陸のほぼ全域に分布しています
オーストラリアにのみ生息している事から国鳥にも指定されています
飛ぶ事ができない大型の鳥で、大きな体をしているにもかかわらず短距離であれば
時速50km以上のスピードで走る事ができる、非常に頑丈で強い脚力を備えた足を持っています
通常の鳥類のように胴全体を翼が覆っているわけではなく、胸の部分にかなり小さな
翼があり退化している事が分かります
また、首と頭部には露出した青い皮膚が見られ、この部分はメスの方が濃い青色をしています
ペアもしくは小さな群れで生活しており、基本的には草や木の実などの植物を食べますが
時には、昆虫類を食べる事もあります
メスは地面に作った浅い窪みに卵を産むと巣を離れるという習性を持ち
産卵後に抱いたり、ヒナの世話をするのはオスの役目です
あまり知られていませんが、エミューは泳ぐのが上手な鳥です
エンペラーペンギン
学名 Aptenodytes forsteri
分類 ペンギン科
全長約 115cm
エンペラーの名に相応しい大きな体を持つ種で、ペンギンに中では最も体重が重い種だとされています
その大きな体は南極大陸付近の海洋に多く生息している魚やイカ、甲殻類などを
海にもぐって捕食する事によって形成され、陸上ではあまり素早く動けませんが
水中での泳ぎは素早く、水深400m以上までもぐる事ができます
巣を作る事は無く、メスが産んだ卵をオスが立ったまま約2ケ月間何も食べずに足の上で卵を温めます
こうして卵からヒナが産まれると、今度はメスが海から餌を運んできてヒナに与え
メスがヒナの面倒をみます
体重が減ってしまったオスは、栄養を取る為に海に出て行きます
オスの体重が回復すると再び戻り、ヒナに餌を与えるようになります
孵化から約2ケ月が過ぎる頃、ヒナは親元を離れヒナだけの集団を作り生活していきます
オウギワシ
学名 Harpia harpyja
分類 タカ科
全長約 90cm
メキシコなどの中央アメリカや、南アメリカ大陸北部からアルゼンチン北部
にかけての地域に分布しています
非常に力強い足と鉤爪が特徴的な大型の猛禽類で、その握力は猛禽類の中でも
最強といわれています
また、分布域範囲内においては生態系の最上位に君臨する動物のひとつだと考えられており
サルやナマケモノなどの哺乳類やヘビ、イグアナなどの爬虫類を捕らえて食べます
熱帯の森林地帯に生息し、大きな体を持っているにもかかわらず、狭い木々の間を
巧みにすり抜けながら飛行し、獲物を捕らえます
基本的には、高い場所で生活している事から巣についても高木の枝分かれした
場所などに作られ、材料は木の枝などが用いられます
巣は大きく、カップ型をしています
今回は、以上となります
それでは、また次回!!