鳥?世界の鳥?種類?特徴?NO7
今回も、日本ではなかなか見られない鳥類についてレビューします
アメリカフクロウ
学名 Strix varia
分類 フクロウ科
全長約 53cm
北アメリカ大陸のロッキー山脈の東側から東海岸に至るまでの地域と
メキシコ中央部の高原から、アハカ・べラスクにかけての地域に分布している
夜行性の鳥で、日中は枝葉の茂った場所などでゆっくりと休憩していますが
夜になると優れたハンターとなり、森の中や草原、水辺の近くなど様々な場所で狩りをします
暗闇に適応し少ない光でも活動できる高性能な目を持ち、左右で位置の異なる
左右非対称な耳は、僅かな音から獲物の正確な位置を突き止めます
獲物となる動物は、ハツカネズミやハタネズミなどのネズミ以外にも
リスや野ウサギなどの小型哺乳類までも捕食します
そのほかにも、トカゲやカエルなどの小型爬虫類、両生類などを狩ることもあり
水辺ではナマズなども捕らえます
巣は、基本的には樹洞を利用したもので、枝や草などは敷かず直に産卵します
また、自分の存在を誇示したいときには「ホッホッホッホッ」と4,5回に分けて鳴きます
アメリカワシミミズク
学名 Budo virginianus
分類 フクロウ科
全長約 55cm
南北アメリカ大陸のカナダの北部と、ブラジルの一部を除くほぼ全域に分布しています
かなり大型の猛禽類で、南北アメリカ大陸に生息しているフクロウの中では
最も大きい種類です
狩りは夜間に音を立てずに行われ、野ウサギなどの小型哺乳類や小さな鳥類
時には、昆虫などもがっしりとした力強い足で捕らえて食べます
体の特徴は耳が大きく、胸の部分には白っぽい地に黒っぽい色をした縞模様が入っています
また、羽色の全体的な色味に関しては淡い色合いの個体や、暗色の個体など
かなり差異がります
巣は自ら作るのではなく、同じ猛禽類である鷹や、カラスなどが使っていた
古巣を利用することが多いようです
アンデスイワドリ
学名 Rupicola peruviana
分類 カザドリ科
全長約 30cm
南アメリカ大陸北西部にあるベネズエラから、ボリビアにかけてのアンデス山脈に分布する
頭部と胴体の上部が非常に鮮やかな美しい色をしている鳥ですが
この特徴を持つのはオスのみで、メスはオスのオレンジ色の部分がくすんだ褐色になっています
特徴は求愛の際に用いられるオスの頭部の冠羽などにあり
この部分は、ディスプレイとしての役目を果たす際にはクチバシが隠れてしまうほどに
大きく前方に膨らみ、眼の形も円形から縦長の楕円形へと変化します
また、求愛は「レック」と呼ばれる森の中層から上層にある葉のない枝のある
特別な場所で行われ、メスはそこでオスの求愛行動を見て自分の相手を選びます
相手が決まり、交尾が終わるとメスは産まれた卵を単独で保護し、ヒナを育てていく事になります
ヒナを育てる巣は、メスが泥と細かく裁断された植物の欠片などを唾液で固めて作ります
今回は、以上となります
それでは、また次回!!