鳥?世界の鳥?種類?特徴?NO16
今回も、日本ではなかなか見られない世界の鳥類についてレビューします
クロライチョウ
学名 Tetrao tetrix
分類 ライチョウ科
全長約 55cm
ユーラシア大陸の非常に広い範囲に生息し、西はイギリスから
東はロシアのシベリア東部にまで分布しています
名前の通り黒色をした鳥ですが、黒色の羽を持つのはオスだけでメスの色は褐色です
また、目の上にある赤い部分も大きな特徴となっていますが、この特徴もオスだけに見られるものです
メスよりも、オスのほうが体が大きいという鳥の中では珍しい特徴もあります
雑食性ですが主な餌は木の芽などの植物で、夏になると昆虫も食べるようになります
オスは、飛行中にいびきのような鳴き声を出す事で知られています
春になるとレックと呼ばれるオスがディスプレイを競い合う為の集団球根場所に
集まるようになり、メスもレックを訪れてつがいとなります
巣は、地上に作られますが、背の高い植物で上手く隠されている為、あまり目立ちません
ケワタガモ
学名 Somateria spectabilis
分類 カモ科
全長約 55cm
ユーラシア大陸北部、北アメリカ大陸のカナダ北部、アラスカ北部などの
寒さの厳しい地域で繁殖し、カムチャッカやアラスカ南部、ニューイングランド州などで越冬します
北半球の特に寒さに厳しい地方の沿岸域に、1年を通して住みついている渡り鳥で
羽毛は密に生え、綿毛の厚い層があるなど極寒の地に適応した羽を持っています
また、メスは全体的に褐色で特に変わったところの無い姿をしていますが
オスはかなり特殊な色をしており、クチバシの前頭部が大きく隆起しているなどの特徴があります
餌は、貝などの軟体動物や、えびなどの甲殻類で水の中に潜って捕らえて食べます
巣は、窪みの部分に作られ自身の綿毛を敷いて産座にします
コガネメキシコインコ
学名 Aratinga solstitialis
分類 インコ科
全長約 30cm
南アメリカ大陸のブラジル北東部や、ベネズエラ南東部、ギアナなどに分布する
名前の「コガネ」の部分からも分かるとおり、金色がかったオレンジ色の頭部と首を持つ鳥で
翼は黄色、腹部や目の周りは緋色など熱帯に住む鳥らしい非常に彩り豊かな美しい羽を持っています
幼鳥は緋色の部分が緑色になっていて、木々の葉などに紛れると目立たなくなります
基本的に、小さな群れで生活していますが、食べ物が一箇所に多く集まっているなどの
特殊なケースでは非常に多くの個体が集まっている事があります
餌は、イチジクなどの果実や、果液、堅果、植物の種子などで、花も食べているのではないかといわれています
また、飛行中も木に止まっている時も甲高い声で鳴く為、周囲にいることに気付きやすい鳥だといえます
巣は、ヤシの幹に自然に出来た樹洞を利用する事が多いようです
今回は、以上となります
それでは、また次回!!