鳥?世界の鳥?種類?特徴?NO14
今回も、日本ではなかなか見られない世界の鳥類についてレビューします
カササギフエガラス
学名 Gymnorhina tibicen
分類 フエガラス科
全長約 40cm
オーストラリア大陸の全域と、ニューギニア中南部に分布しており
現在では、ニュージーランドやフィジーに移入されています
首筋に白い斑紋を持つフエガラス科の鳥で、オスの固体は木の上に止まって
集団で地鳴きを行う事で知られています
また、オーストラリア大陸の全域で見られるためオーストラリア人にとっては
馴染み深い鳥となっています
主に、木が生えた視界の良い場所で生活しており、無脊椎動物や昆虫の幼虫などをとって食べます
餌探しは集団で行い、群れの中では複雑な社会生活を営んでいるといわれています
群れの中の最も優位な1羽のオスが全てのメスとつがうという特徴があり
トップに君臨しているオスは、メスごとに巣を作ります
他のオスとメスがつがう事はありますが、その場合は生まれたヒナの世話などを行う事はありません
巣は、木にかけられる浅いカップ型のもので内側に内張りを施します
カラカラ
学名 Polyborus plancus
分類 ハヤブサ科
全長約 53cm
中央アメリカおよび、南アメリカ大陸のほぼ全域に分布していますが
アメリカ合衆国南部で見られることもあります
鳥類や、爬虫類、カエルや昆虫などを獲物としている鳥で、名前の由来は
「カラカラ」と鋭く鳴く事から名前がつきました
また、鳥類や亀の卵、死肉を食べる事もあります
羽の配色がハッキリとしていて美しく、首から胸にかけての部分や翼の先
尾羽などに、斑紋があります
足は鮮やかな黄色で長く、足の先にはしっかりと獲物を捕まえて押さえつけられるように曲がっており
指の先には鋭い爪が備わっています
また、オスよりメスのほうが大きいという特徴があります
ハヤブサ科の猛禽類ですが、ハヤブサのように帆翔飛行はせずに羽ばたいて飛行し
ハヤブサのように狩があまり得意ではない代わりに歩行に適しているという長所を持っています
カリフォルニアコンドル
学名 Gymnogyps californianus
分類 コンドル科
全長約 115cm
世界的に見ても分布域が非常に狭く、アメリカ合衆国西部の一部地域にしか分布していません
現在では、野生のカリフォルニアコンドルを見る事はなく、動物園でしか見られないそうです
大型の鳥で、死肉を食べる鳥ですが、以前は家畜に害を及ぼすと考えられており
迫害を受け絶滅の危機に瀕するまで数を減らしたとされています
死肉を求めて広大な土地を飛び回りますが、寒く風の強い日などはあまり動く事はなく
餌を探していないときには、ねぐらでひっそりと生活しています
繁殖力の非常に弱い鳥として知られ、生まれたヒナが繁殖できるようになるまで
5~6年はかかり、繁殖できるようになっても2年ごとにしかヒナを孵さないと言われています
1984年に野生の個体数は17羽まで減ってとされており、1980年代の半ばには
全ての固体を捕獲して、飼育下での繁殖が行われるようになりました
現在では、繁殖が成功し数も増えてきている為、野生の環境下に放すという実験も試みられています
今回は、以上となります
それでは、また次回!!