鳥?世界の鳥?種類?特徴?NO12
今回も、日本ではなかなか見られない世界の鳥類についてレビューします
オオフルマカモメ
学名 Macronectes giganteus
分類 ミズナキドリ科
全長約 95cm
南極大陸沿岸やその付近の島で繁殖し、冬になると南半球の海洋で過ごすようになります
大型のミズナギドリで、重量もかなり重くその体格はアホウドリと同程度だとされています
飛行中は、やや背を丸めたような姿勢で飛ぶ事も特徴の1つとなっています
胸側の体羽は白色の地に、黄褐色の斑模様が全体に散らばっており
足には大きな水かきがあります
ミズナギドリの仲間の多くは陸上ではあまり素早く歩く事はできないのですが
オオフルマカモメは大きな体であるにもかかわらず、かなり素早く動く事ができます
主に、イカや魚を捕食し外洋や岸辺で狩を行うことによって生活しています
また、海岸に打ち上げられた鯨の死体まども食べる事があります
小さな群れかペアで繁殖し、巣は地面に窪みを作って内側に植物の欠片や
小石などを敷いて巣の形を作ります
オオホシハジロ
学名 Aythya valisineria
分類 カモ科
全長約 53cm
北アメリカ大陸のカナダやアメリカ合衆国のほぼ全域
メキシコに至るまで非常に広い範囲に分布しています
主に、視界の開けた水面で生活している潜水性のカモで、泳ぎに向いた
幅が広くて力強い足を持っています
また、足の間隔は両足で水をかきやすいように離れており
潜水を行う際には、9mほどの深さまで潜られるといわれています
羽色が真っ白な胴体と褐色の頭部を持ち、通常の鳥のような丸い頭部ではなく
直線的な傾斜のある前頭部が特徴的です
基本的には集団行動を好む為、仲間同士で集まっている事が多く、冬には大きな群れを作ります
餌をとる際には水面から水中へ潜り、水草などの植物や貝などの軟体動物を食べます
巣は、地面に乾燥した植物を積み上げて形を作り、その中に産座となる
綿毛を敷く事によって完成します
オオフウチョウ
学名 Paradisaea apoda
分類 フウチョウ科
全長約 110cm(オス) 40cm(メス)
オーストラリア大陸から北にある、ニューギニア南東部に分布しています
オスは脇腹にある大きな飾り羽が非常に美しい鳥で、世界的に見ても
ニューギニア周辺のごく一部の地域にしか生息していません
オスの飾り羽は求愛のディスプレイとして用いられますが、単独で求愛行動をする事はなく
オスたちはグループを作って森の中の背の高い木の枝に止まって
地鳴きのような声をあげ、飾り羽を弓なりに反らせてメスを誘います
メスが相手を選ぶまで、じっと待ちつがいになり交尾が終わるとメスは単独で栄巣します
餌は、昆虫や植物の果実などで成鳥のオスは単独で菜食しますが
若いオスやメスは小さなグループを作って菜食します
今回は、以上となります
それでは、また次回!!