手羽先の唐揚げの歴史とは?部位の種類とは?おいしく食べるには?

手羽先の唐揚げの歴史?

手羽先といえばあの甘辛いタレとぱりっとした食感の唐揚げが定番となっていますが、その唐揚げを
最初に出した店は、名古屋の鶏料理店「風来坊」といわれています。
当時の店主が北九州市にいた時、鶏の半身をまるごと使ったから揚げに秘伝のタレで調味する
「ターザン焼き」を開発した。その後の1963年に、名古屋市熱田区に店を構えた店主は、ある日当時出汁を
取るためだけに使われていた手羽先を、から揚げにしてターザン焼きのタレを付けることを思い付き
メニューとして客に出してみたところ、その手軽さがターザン焼きには手が出せない客にも受けたので
メニューとして定着しました。
発想のきっかけは、店主が仕入れ先で鳥手羽先の山を見たことからと同店公式サイトには記載されているが
ターザン焼き用の鶏肉を仕入れ忘れ苦肉の策で手羽先を用いたことからと紹介されることもあります。

手羽の部位とは?

手羽先

鶏肉の羽の先の部分で、ゼラチン質(コラーゲン)と脂肪が多く肉は少なく、から揚げ
(垂れを塗って塩,胡椒,胡麻等を振り掛けたパリパリの食感)や煮込み以外に、(味が濃厚なので)
出汁にも適しています。

手羽中

手羽先の一部で、先端部を関節より除いた部分で肉はやや少なく、煮物(御田)や,(骨の端に)
肉を袋状に丸く裏返したチューリップ(チキン)は空揚げ等にします。

手羽元

ウイングスティックともいわれ、胸肉に近く脂肪が少なく肉のボリューム感もあり柔らかいのが特徴で
から揚げ(骨付き唐揚げ)や煮物,炙り焼き等にして食べます。

人と対比すると肩から肘までが手羽元で、肘から指先まで(腕の部分が手羽中)が手羽先に当ります。

手羽先をおいしく食べるには?

手羽先をきれいに食べるのはなかなか難しいもの、そこで手羽先の唐揚げの食べ方を伝授していきましょう。

その1:手羽先側をひねる

まず、左手の手羽元側の関節をしっかりホールドし、右手側の手羽先を下方向にひねります。
すると手羽を支える2本の細い骨が顔を出します。

その2:右手側の肉をスルリ!

右手側の肉をスルリと抜きます。左手に手羽元側の2本の骨、右手に肉と皮という状態になったら
成功!!。
そのまま右手側に残った肉にかぶりつきましょう。

その3:残った骨は取り皿へ

関節部分の軟骨を残すのをお忘れなく。残った骨は取り皿にまとめます。
手が汚れたら、お手ふきできれいに拭きましょう。

ついでにもう1つのやり方を紹介しておきます。

その1:右側関節をポキリ

まず、右手の手羽先側の端の関節をポキリと折ってしまいます。

その2:骨を残して肉を食べる

左手に残った肉にそのままかぶりつき、肉を前歯に引っかけて手羽元側の関節と2本の骨だけきれいに
抜き取ったら成功です。
ただし、手がベトベトになるのです。
無駄なくスマートに食べられたらカッコいいでしょう。

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