オナガドリとは?天然記念物の日本鶏なの?歴史と特徴は?

オナガドリ(尾長鶏)とは?天然記念物の日本鶏なの?歴史と特徴は?

天然記念物の日本鶏をどれくらい知っていますか?
日本鶏という固有の鶏種ですが、オナガドリ(尾長鶏)を含め、17種が天然記念物に指定されているようです。

オナガドリ(尾長鶏)とは?

・天然記念物指定名称
現存する鳥類の中で最も長い尾をもつ鶏 土佐の長尾鶏

・主に飼育されている地域
高知県

・内腫
白藤種、五色種、白色種、赤笹種、猩々種

・体重
雄1,800g、  雌1,350g

・冠
単冠で中くらいの大きさ
五歯に分かれ、頭上に直立する
色は雄が鮮赤、雌が淡赤色

・嘴
白藤種、赤笹種、猩々種が角色または角色条入黄色、白色種が黄色

・眼
白藤種と赤笹種が赤栗色、白色種が赤色、猩々種が暗赤色

・耳柔
白色

・脛、趾
白藤種、赤笹種、猩々種が各共通羽
色型の標準に同じ
白色種は全身純白色

歴史と特長は?

本種は天然記念物17種のうち、一番早い大正12年2月に指定され、
昭和27年3月に土佐のオナガドリの名称で特別天然記念物となりました。

一番の特長は、鶏種で世界一長い尾羽になることです。

雄の尾羽の約半数は、年々換羽することなしに伸尾を続け、遂に尾の長さが13,5メートルに及ぶ
白藤種が出現するに至った雌は他の鶏と同様、年1回換羽する尾の不換羽性はホルモンに関係があるとされていますが、
尾長鶏の止め箱に入れた雄と雌をまったく交尾させないのでホルモンに関係あるということもうなずけられています。

尾長鶏のほか、尾羽の長い東天紅や小国、尾曳きなども、その年の気候によって
または個体によって換羽しないで年越しをすることがあります。

そのため、五色鶏=小国が止め箱という特別の飼育箱に入れられ、秋、冬の寒冷な外気を直接受けない状態で
飼育されているうちにいつしか不換羽性の遺伝をするようになったのではないかと考えられています。

尾長鶏をはじめ、五色鶏と名付けられており、原産地は高知県長岡郡大篠村篠原
(現在の高知県南国市篠原)と推測されています。

五色鶏という名称は、小国のことを五色と呼んだ地方もあるため、小国が祖先ではないかとも考えられています。
尾長鶏には五色鶏から改良されら白藤種のほかに、明治20年以降に作られた白色種、
明治の終わり頃には、飼われていた赤笹種があります。
猩々種は 近年になって完成したものです。
内種のうち、白藤種が繁殖のもととなっている関係上、一番羽の伸びがよく、
年間70から100センチ、謡羽、小謡羽、覆尾羽が換せずに伸びるようです。

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