ねぎまとは?ねぎの栄養素や機能効果は?
ねぎまとは?
もも肉とねぎを交互に挟んで串に刺したものの事です。
語源は江戸時代にねぎとまぐろを刺した焼き物または葱ま鍋と言われています。
当時は価値が低かったまぐろが段々と高級魚になったため、まぐろを鶏で代用したのが
焼き鳥のねぎまの始まりだというのが一般的です。
メリットはねぎが付け合わせ的な役割を果たし、食べ飽きることがないという事です。
また、ねぎと鶏の風味がお互いに移り、鶏はよりさわやかに、ねぎはより旨味が増すという味の
相乗効果が期待できる事です。
野菜と鶏を交互に食べることでヘルシーという声もあります。
また、食感の違いも面白いです。
鶏のやわらかなジューシーな歯ごたえの後にくるねぎの
シャキシャキ感のギャップがたまらないという人もいます。
串屋さんによっては、ねぎのみを串に刺して提供している居酒屋さんもあります。
ねぎだけを串に刺したものをその形状から、いかだと呼ぶこともあります。
シャキシャキの食感は焼き鳥の箸休めにもピッタリです。
生では辛味があるが、焼くと甘味が出てきて食べやすくなるのが面白いです。
少し焦げるぐらいに焼いて、おこげ部分の香ばしさを楽しむのもいいです。
ねぎまのようにタレで食べてもいいが、塩で甘味とシャキシャキ食感を楽しんで下さい。
ねぎの栄養素や機能効果は?
鶏肉には、たんぱく質や必須アミノ酸が豊富ですが、ねぎの栄養素をご存知ですか?
ねぎにはビタミンA、C、カルシウム、βカロチン等が含まれています。
もちろん、葉ねぎと白ねぎでは栄養の含有量が違い、緑色の葉ねぎの方が太陽にあたって育った分、
栄養豊富なようです。
また、玉ねぎにも含まれている「アリシン」が含まれています。
アリシンはビタミンB1の吸収を助けてくれるので、ビタミンB1を多く含む食品と合わせると効果大です。
アリシンは、時間がたつと減ってしまうので、食べる直前に調理する方が栄養を無駄なく摂れます。
ちなみに、アリシンはにおいの強い白ねぎの方に多く含まれています。
ねぎの青い部分は香りがいいので、炒め物や薬味として活用する事ができます。
栄養素としてはβカロチンが豊富です。
その他にカリウム・葉酸・ビタミンKやカルシウムが含まれています。
ネギのβカロチンは夜盲症といわれる症状の予防が期待できます。
粘膜や皮膚の健康にも欠かせませんし、免疫力アップも期待することができるのです。
昔から風邪をひいたときには焼いた白ネギをのどに当てたり、ネギを食べるといいといわれています。
これは、あの刺激臭や辛味の成分でもある「硫化アリル」の効果で、強力な殺菌作用と鎮静効果があります。
非常に揮発性が高いので、のどに当てるだけでも効くというわけです。