鶏のもみじってどこの部位?
鶏の足先。足のかたちがもみじに似ていることから名前の由来がきています。
東南アジアではよく食べられていて、日本でも九州の一部で食べられています。
鶏の足はコラーゲンを多く含むことからラーメンのスープになどに
使われる部位としてもよく使われます。
焼き鳥では足の裏側の肉球が付いている部分のみ取って串焼きにします。
1羽から取れる量は両足の2個だけで、1個のサイズも小さいため、
串1本で3~4羽くらいをを必要とする、希少部位です。
もみじの味や食感は?
脂肪はあまりなく、肉球らしいやわらかい歯ごたえ。
噛んでいくとコリコリとした豚足のような歯触りが感じられて酒のつまみに合います。
味わいはラーメンのスープになる程なので、若干クセがあり、
噛んだ後に少しくさみを感じることもありますが、そのクセが好きな人も多いです。
また、タレでくさみを消すことで、独特の食感を楽しめます。
もみじという形のイメージを持っていると、
串に刺されて出されると、全く気が付かない部位でもあります。
タレで仕上げたもみじは、暑い日のビールのおともに最高です。
ハイボールやレモンハイなど炭酸系と合います。
また、吟 系の日本酒にも合います。
タレか醤油で味をつけると、おもしろい食感と相まって食べやすくなります。
慣れてきたら塩や岩塩などで食べるのもおすすめです。
コラーゲンが多く含まれているので、女性にとってはうれしい部位です。
もみじの下処理の方法は?
1.爪を切ります。
2.人間でいう手のひら部分を掃除します。
ゴミのようなものがたまっている事があるため、これを水にさらして、
たわし等でゴシゴシとそぎ落として下処理は完了です。
もみじを使ったレシピ
【もみじの甘辛煮】
<材料>(2人分)
・鶏足(もみじ)…約400g(10本、5匹分)
◇にんにくスライスて…4片分
◇生姜スライス…1片分
◇長ねぎ(青い部分)…1本分
◎しょうゆ…大さじ4
◎みりん…大さじ3
◎酒…大さじ3
◎砂糖…大さじ2
◎オイスターソース…適量
<作り方>
1.もみじを下処理します。
2.鍋に下処理したもみじ、水(適量)、◇を入れて、弱火で1時間ほど煮ます。
(◇以外にも、野菜くずなどを入れてもいいと思います。)
3.途中、水が無くなりそうなら足してください。
4.◎を加えて、煮詰めたら完成です。
■参考
・macaroni
・焼き鳥の教科書 宝島社
・独立行政法人 家畜改良センター兵庫牧場
・Oak Journal
・COOKPAD