丸はつとは?どこの部位?栄養素は?お酒との相性は?

丸はつとは?どこの部位?栄養素は?お酒との相性は?

鶏の心臓を丸ごと串にした1本、丸はつです。
今回は丸はつについてご紹介します。

丸はつとは?どこの部位?

鶏の心臓であるはつを下処理を施すだけで、血管や脂肪を取り除かずに、丸ごとの状態で串に刺したものです。
一般的なはつよりもサイズが大きくなるのが一番の特徴です。
もちろん1羽に1個なので、1串につき2羽から3羽が必要となる希少部位です。
はつと同じようにレバーほどくさみはなく、あっさりめな味ではあるが、より濃厚で荒々しい味になっています。
脂肪がたっぷりついている分、甘みがあり、ジューシーです。
心臓丸ごとのため、より身が詰まっており、筋肉が多い部分によってはコリコリとした食感になるのが面白いです。
脂肪の甘味がかすかに残る血のにおいを中和してくれるので、塩でもくさみを感じず美味しく食べられます。
鉄分やナトリウムを多く含む栄養価の高い部位を味わいましょう。

丸はつの栄養素は?

丸はつに含まれる栄養素と効能は、次の通りです。
まず動物性食品に含まれ、体に大切で必要不可欠なビタミンであるレチノールです。
レチノールは目を正常に保つのに役立ちます。また粘膜や皮膚の健康を保ち、動脈硬化を予防する働きがあります。
ビタミンB1はエネルギーを作り出すので疲労回復に役立ちます。また皮膚や粘膜の健康を維持し、糖質を栄養源としている脳神経や手足の末梢神経、筋肉の機能を正常に保ちます。
ビタミンB2は、細胞の新陳代謝を促進し皮膚や粘膜の機能維持や成長にも関わっています。
ナイアシンは細胞の新陳代謝を促進し、皮膚や粘膜の機能維持や成長に関わっています。
パンテトン酸は動脈硬化を予防し、ストレスを和らげ、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。
ビタミンB12は赤血球中のヘモグロビン生成、DNAやたんぱく質の合成を助けます。
葉酸は不足すると貧血になったり、妊娠初期の女性の胎児に影響を及ぼし、神経管閉鎖障害の危険が高まります。
ビタミンCは抗酸化ビタミンで動脈硬化、皮膚や血管の老化を防ぎ皮膚や粘膜を健全に保ち美肌にも役立ちます。
ビタミンDは油脂に溶ける脂溶性ビタミンの一つで、骨や歯を丈夫にしてくれます。
ビタミンEは動脈硬化やがんの予防にも役立ちます。

お酒との相性は? 

フルーティーな白ワインか吟醸酒系の日本酒がお薦めです。
ミネラル系のシャンパンと合わせても面白そうです。

お薦めの食べ方は?

肉汁と脂のジューシーなハーモニーをじっくり味わうなら塩を選びましょう。
内臓系に慣れていない人はタレから始めるといいでしょう。

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