地鶏種類は?産地?日本?NO3
こんにちは、今日も日本の地鶏についてレビューします
駿河シャモ
静岡県で飼育される軍鶏
静岡県家畜試験場で、育種開発された肉用種
開発は、1983年~1990年にかけて行われた
育種には、大シャモをベースに、名古屋種・比内鶏・土佐九斤・黄斑プリマスロック・ロードアイランドレッド・白色プリマスロックの計7種を利用した
年間約9,000羽が生産され、県内及び首都圏に出荷されている
飼育には、お茶・柿酢・竹酢液などの天然素材をエサにまぜて育てている
名古屋種(名古屋コーチン)
愛知県の肉用種
名古屋コーチンから、名古屋種に改名されたが現在も名古屋コーチンで流通している
1905年3月10日に、日本家畜協会によって日本初の実用鶏種に認定された
1882年頃に、海部壮平と養鶏業を営んでいた弟の、海部正秀が中国から入手したバフコーチンと、岐阜地鶏を交配して生まれた鶏から作り出された
2016年、日本家畜協会によって国内初の実用鶏種に認定されたことから、3月10日は「名古屋コーチンの日」として、日本記念日協会に認定された
名古屋コーチンの卵は、他の卵と違い桜色の卵殻色をしているのが特徴です
熊野地どり
三重県畜産研究所が肉質にこだわった地鶏
三重県の在来種、八木戸とニューハンプシャー種を交配した雄に、名古屋コーチンの雌とを掛け合わして作られた、高級食材
飼料には、熊野地域で育てた飼料米を加えたものを与えている
抗生物質は一切あたえておらず、熊野古道「通り峠」の谷水を取水し、、砂でろ過したきれいな水を与えている
年間出荷数 15,000羽
肉質は赤みが強く、弾力に富みコクと風味があるのが特徴です
近江しゃも
滋賀県畜産技術センターで、7年の歳月をかけて開発された肉用種
黄斑プリマスロックの雌に、ニューハンプシャーの雄を掛けて出来た子の雌に軍鶏の雄を掛ける三元交配種
肉質は、軍鶏の食感と旨みをあわせ持つ地鶏
雄は、軍鶏独特のコリコリ感があり、脂が少なめ
雌は、雄より肉質が柔らかく、黄色の脂が特徴
旨さの秘密は、通常の鶏肉の2,5倍もの長い飼育期間だそうです
京地どり
京都府が、平成元年より畜産技術センターで開発した比較的新しい地鶏品種
雄 黄斑プリマスロック×名古屋種
雌 軍鶏
在来種100%の日本で生まれ育った品種
美山川の水と、雛の時から無薬、麦系主体の飼料を生産管理することで、飼料を口にする事が出来るレベルまで追求した
特徴のある、白い脂は、アク・臭みが少なく料理に使う他の素材の持ち味を邪魔しません
月間生産量 600羽
丹波地鶏
兵庫県の肉用種
解放鶏舎で、坪32羽の飼育、85日の長期飼育と無投薬飼育
肉質は、程よい食感とコク・旨みをあわせ持つ
安全面でも、安心して使えます
鶏種 雄 ロードアイランドレッド
雌 ロードアイランドレッド×ロードサセックス
月間生産量 34,000羽
松風地鶏(まつかぜじどり)
兵庫県の地鶏
のびのびとした長期飼育で、完全無農薬飼料で育てられた地鶏
食味は、シコシコ・コリコリとした歯ごたえに肉汁がジュワーとあふれ出す肉質で、味・香り・コクがあります
鶏種 雄 純粋名古屋コーチン
雌 純粋名古屋コーチン
月間生産量 580羽
今回は、以上となります
それでは、また次回!!